2010年 11月 05日
寛政時代(1740年頃)の三奇人といえば高山彦九郎・蒲生君平・林子平の三氏です。 この中で私は中学生の頃から記憶に残る林子平のことを偶然思い出しましたので今日は 自分の記憶を確かめる意味で取り上げてみました。 林子平は不運な人生を遂げたのです。 当時は自由に自分の意思を広げることには 多くの規制があり印刷技術も版木で刷ることが主体の時代でしたが版元の協力が得られず 自ら版木を彫って自主出版で自分の意見を世に問うたのです。 政治への口出しを、とがめられ版木を没収され禁固刑に処せられてしまいました。 蟄居中に心境を「親も無し、妻無し、子無し、版木無し、金も無けれど、死にたくも無し」と嘆き、 自ら六無斎と号したのが印象的に記憶に残っています。 今の様に自由にものが言える「言論の自由」の時代と環境に生まれ合わせた我々も そういう時代もあったし、今でも国によってはノーベル賞受賞者も檻の中にいることを 知る必要があると感じませんか。
by shoji1927
| 2010-11-05 11:19
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